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友人などと体脂肪の話題になると出てくる「私は体脂肪のたまりやすい体質だから・・・」
どこかで、聞いたことがあると思います。では実際に、「体脂肪がたまりやすい体質」はあるのでしょうか?
答えは「YES」です。
ですが、想像しているのとは違うと思います。
1、女性
男性と比べて、女性は妊娠・出産があるため、体脂肪(皮下脂肪)がたまりやすいです。それは、妊娠・出産に備えるためです。妊娠・出産は、想像以上の体力・精神力を消費します。そのため、妊娠・出産をする前から、エネルギーをためるように体ができているためです。
2、筋肉が少ない人
筋肉が少ない=基礎代謝が少ない人です。筋肉は何もしなくても、エネルギーを筋肉の維持のため使います。ですから、筋肉が少ない人は、筋肉がある人と比べ、少ないエネルギーで体が動くのです。
3、運動量の少ない人
「大人になったら太った」「就職したら太った」などと、よく聞きます。それは運動をしなくなったため、筋肉量が減り、食事は以前と変わらないためです。つまり、蓄えるエネルギー(消費する予定のエネルギー)は変わらないのに、消費が少ないため、体に蓄えるしかないのです。
4、脂肪細胞増加型肥満
妊娠末期の3ヶ月(胎児期)に太っていた人は太る傾向にあります。この時期は脂肪細胞が増える時期だからです。一度増えてしまった脂肪細胞は減ることがありません。ですから、妊娠末期の3ヶ月(胎児期)=脂肪細胞が多いということになり、大人になってから落とすのは大変困難なのです。
5、脂肪細胞肥大型肥満
脂肪細胞が膨らんでしまった肥満です。こちらも体質の問題もありますが、痩せるのは脂肪細胞増加型肥満に比べたら簡単です。食生活・運動など、基本的な生活を改善すれば脂肪を落とせます。主に中年の方に多いです。
6、遺伝
これはよく目にしますし、よく聞くと思います。父親が太っている場合、4割りの確立で肥満体質になります。母親が太っている場合、6割の確立で肥満体質になります。子供は親に似るものですし、脂肪細胞増加型肥満、脂肪細胞肥大型肥満は遺伝のものです。さらに、食生活は母親によって左右されます。それらを踏まえて考えれば、遺伝も筋違いではないでしょう。
7、病気
「脂質代謝異常」という病気があります。これは、エネルギーの代謝がうまくいかない病気です。早めに医師にアドバイスをもらいましょう。
8、年齢
通常は、20歳を超えたら、新陳代謝が低下し、少ないエネルギーで体が動くようになります。一般的に、「老化が始まり」と言います。成長期の食事をそのまま続けていたら、太るのは間違いないです。
半分は生活習慣によるものです。これは治すことができるので、ぜひ治しましょう。